八王子の内科 福原内科クリニック。循環器内科、呼吸器内科、小児科、生活習慣病、健診等に対応

福原内科クリニック
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東京都八王子市八日町4-16 福原ビル1F

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診療案内

当院の診療のご案内

軽い風邪から専門的な治療が必要な疾患まで内科全般の治療を行います。
特に動脈硬化が原因で起こる虚血性心疾患(心筋梗塞等)や脳血管疾患(脳梗塞等)を予防するため、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症等)に対する生活指導や治療に、超音波診断装置を使った動脈硬化の評価を取り入れるなどして力を入れています。

生活習慣病とは

近年、生活習慣・ライフスタイルの変化により、生活習慣病と言われるがん、糖尿病、心臓病などの疾患や肥満は、増加の一途を辿るばかりです。
これらの疾患は、発症してからの治療には身体的にも精神的にも負担の大きなものです。定期的に検査を行い、発症する前から早期発見・治療を行うと共に生活習慣の改善なども行うことが大切です。

当院で検査を受けられる方々のよくある症状

高血圧はどんな病気?

高血圧とは、血圧が高い状態で続いてしまう病気です。と言っても、あまりひどい場合でなければ、目立った症状はでてきません。
しかし、高い血圧は欠陥や心臓に強いストレスを与えます。その状態が長く続くと、血管や心臓に大きなダメージを与えてしまいます。

140/90mmHg以上だと高血圧です。

※高血圧が続くと、動脈に常に高い圧力がかかり、血管の内側に傷がつきます。すると、そこに血液中の諸成分や脂質が染み込み、動脈硬化が起こりやすくなります。

高血圧の原因と治療

高血圧の90%以上を占めるとされる本態性高血圧には、生活習慣と遺伝的な体質の療法が関係していると言われています。
例えば、塩分を摂り過ぎると高血圧になりやすいことが分かっています。また、ストレスや血圧を上昇させてしまいます。

高血圧の治療

高血圧の治療は、通常、まず食事療法や運動療法、禁煙などの生活習慣病の改善から始めます。
その後、食事療法や運動療法で様子を見たうえで、まだ血圧が下がらない場合は、薬による治療を始めます。ただし、血圧が非常に高い場合や糖尿病や腎疾患などの病気を合併している場合には、直ちに薬による治療を始めます。

動脈硬化とは

動脈硬化は、血管の壁が硬く変化して血管が細くなり、血液が流れにくくなる病気です。血液が途絶えると、そこから先へは酸素や栄養が行き渡らず、細胞が活動できなくなり、ついには細胞が壊死します。狭心症や心筋梗塞などの心臓病や脳梗塞は、動脈硬化が原因で、心臓や脳の細胞が働かなくなることから発症します。
日本人の死因の第1位はがんですが、2位と3位は心疾患、脳血管疾患が占めています。動脈硬化が人の命を左右する、大変重要な病気であることが分かります。また、糖尿病の合併症の一つに足の壊疽がありますが、この発症にも動脈硬化が深く関係しています。

動脈硬化を防ぐには

動脈硬化は一度発症すると、血管を元通りの状態に戻すのは難しく、進行を遅らせることが治療の主目的となります。動脈硬化を防ぐには、危険因子を一つでも減らし、悪循環の輪を小さくすることが大切です。

動脈硬化の危険因子の防止策には、食事療法による血糖値コントロール、運動不足解消、禁煙、アルコール摂取を控えるなど様々あり、症状によって、患者さまに合った治療法を選択します。
動脈硬化を取り巻く病気は、ほとんど自覚症状に表れずに進行しますから、定期的な検査は欠かせません。検査には、血圧や血中脂肪の測定はもちろん、心臓の予備能力を調べる負荷心電図、血管の状態を直接確認する眼底検査、超音波による動脈硬化の程度の確認など、色々な方法があります。
定期的な検査を忘れずに、よく理解して、より良いコントロールの維持を目指しましょう!

脂質異常症(旧高脂血症)とは

脂質異常症(旧高脂血症)とは、血液中のコレステロール、特にLDLコレステロールや中性脂肪が過剰になっている状態のことを言います。そのままにしておくと動脈硬化を引き起こし日本人の死因の上位を占める脳卒中や心筋梗塞といった死に至る病気の原因となってしまいます。

脂質異常症(旧高脂血症)の診断基準

脂質異常症の診断基準(空腹時採血)
高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール(LDL-C) ≧140mg/dl
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール(HDL-C) <40mg/dl
高トリグリセリド血症 トリグリセリド(TG) ≧150mg/dl

患者さまの症状には、動脈硬化による心筋梗塞などや、普段の生活の中から不安的要素が生じ、それが精神的な症状に表れるなど、幅広くあります。その為、循環器内科では、問診による診断や循環器的な検査を行い、循環器による疾患、症状の有無について患者さまに分かりやすくご説明し、納得していただいた上で治療、診察を進めていくよう取り組んでおります。
主なものとして高血圧、低血圧、高脂血症、心臓・血管系の病気、不整脈、心不全、末梢血行障害、心筋梗塞などがあります。
診察の結果によっては、負荷心電図や心臓エコーなどの検査をし、迅速な処置を行います。

風邪、咽頭炎、扁桃腺炎、気管支炎、肺炎などの急性の感染症から気管支喘息、肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)、慢性気管支炎、肺結核後遺症、肺非結核性抗酸菌症、気管支拡張症などの慢性の呼吸器疾患まで呼吸器(肺、気管)に関する病気のことなら何でもご相談にのります。

長びく咳、痰が切れにくい、動くと息切れがするといった症状のある方は呼吸器の病気が隠れている可能性もありますので、ご心配でしたら一度受診してご相談ください。

お子さまの病気の中でも多いのが風邪です。鼻やのどに感染がおこり炎症を起こします。
症状は咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みや発熱等であり、原因の9割以上がウイルスによるものです。また、しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、熱を含めた症状の経過をしっかり観察することが重要です。
一方お子さまが訴える痛みで多いのは腹痛です。。腹痛は比較的軽症の急性胃腸炎・便秘症から、重篤で緊急の対応が必要な病気(急性虫垂炎や腹膜炎、腸閉そく等)まで、さまざまな原因で起こります。2歳以下の乳幼児は、はっきりとした腹痛を訴えることができず、ただ機嫌が悪く泣いている場合もあります。

当院ではお子さまの病気によるご家族の方々の不安に対して、親切で丁寧な説明を行い、アドバイスや指導も行っております。
予防接種も受け付けておりますので、お気軽にご相談頂ければ幸いです。

「いびき」「昼間の眠気」で悩まれている患者さんの原因として「睡眠時無呼吸症候群」という病気の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まる病気で、一晩に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上の無呼吸あるいは低呼吸があれば、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
寝ている間の無呼吸に私たちはなかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者さんがいると推測されています。
当院では問診などから睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合は、自宅でできる簡易検査を行います。簡易検査は業者の方より器械を貸し出しし、自宅で睡眠中に行っていただきます。寝る前に手の指や鼻の下にセンサーを取り付け、いびきや無呼吸の有無・程度、血液中の酸素濃度などを測定します。この結果で睡眠時無呼吸症候群かどうか判定ができます。器械の取り付け方も業者の方より直接ご説明がありますので、ご心配をお掛けいたしません。
簡易検査の結果、治療も含め、より詳しい診断が必要と判断された場合は入院による精密検査をお勧めいたします。

禁煙外来とは?

禁煙は、自分一人ではなかなか達成できません。病院のサポートを受けながら、禁煙を続けてみませんか?
禁煙外来では医師が、あなたの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方、治療の経過を見守っていきます。禁煙中の症状(離脱症状)が起こっても、診察で相談できるので、うまく続けていくことができます。条件を満たせば、健康保険を使って、禁煙ができます。
健康保険を適用し禁煙外来を行うには以下の条件があります。
その条件とはニコチン依存症の判定テストが5点以上であること、35歳以上の方については、1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数が200以上であること。直ちに禁煙を始めたいと思っていること、そして最後に禁煙治療を受けることを文書で同意しているということです。
2つ目の1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数が200以上であることに関しては、2016年4月より、35歳未満には適用されなくなりました。
そのため、35歳未満であればこの条件は必要ありません。
なお過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。なお、最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。
過去に、禁煙治療を行った人で、再喫煙をしてしまっても、もう一度、挑戦できます。

花粉症とは

花粉症とは、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれており、毎年1月末から自覚症状を伴います。特にスギ花粉の飛散開始時期より、アレルギー症状で悩まれている患者さんも多いのではないでしょうか?
症状としては 鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)だけでなく、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多く、その他にのどのかゆみ、皮膚のかゆみ等の症状が現れることがあります。

当院では花粉症に対する治療薬として眠気の少ない、作用の早い飲み薬の処方をするだけではなく、点鼻薬、点眼薬の処方も合わせて行っております。鼻汁・鼻閉・目のかゆみ等でお困りの患者さんがおられましたら、お気軽にご相談頂ければ幸いです。

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気であり、重症度によって、次の3つの段階に分けられます。

Ⅰ度: 軽症
立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる) 、筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り) 、大量の発汗

Ⅱ度:中等症
頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
治療としては
①涼しい場所に移動・安静にし、服を脱ぐなどして熱を逃がして下さい。
②経口補水液やスポーツ飲料に食塩を少量加えたもの(スポーツ飲料1Lに対して食塩小さじ1/2程度)を摂取させて下さい。
③上記の①,②を行いつつ速やかに当院へ受診してください。

当院では全身状態の把握、体の冷却、点滴などの処置が行われます。症状改善が見込めない重症の場合は対応可能な医療機関へご紹介いたします。

Ⅲ度:重症
意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)
治療としては高度医療機関での専門処置が必要となります。

最近高齢化社会がますます進行し、「認知症」という言葉を多く耳にするようになりました。現在日本では認知症を引き起こす原因のうち、6割以上がアルツハイマー病だと言われています。アルツハイマー病を発症すると、記憶障害の症状がみられ、進行にともなって場所や時間、人物などの認識ができなくなる「見当識障害」の症状が現れます。進行の度合いには個人差があり、わずか数年で寝たきりになってしまう人もいますが、10年経っても自立して穏やかに暮らしている人もいます。
アルツハイマー病の根本治療はまだ出てきていませんが、抗認知症薬で病気の進行を遅らせることができます。

当院では、もの忘れでお困りの患者さんに対し、まず長谷川式認知症スケールと言われる種々のご質問をさせて頂き、認知症の重症度を把握していきます。そしてその場で飲み薬・貼布薬等の抗認知症薬を処方することも可能であり、また画像評価として他院にご紹介することもあります。

実施可能な検査

血液検査

「血球計数・CRP測定装置」を導入しています。検査結果はすぐにプリントされますので、白血球・赤血球・血小板の数、ヘマトクリット値(血液中に占める血球の体積の割合)、MCV/MCH/MCHC(貧血の種類を示す指標)、CRP(炎症の程度を示す指標)といった13項目に加え、白血球に関する詳しい情報を見ることができます。

尿検査

一般尿検査ができ、蛋白尿や血尿、尿路感染症などの診断に有用です。

超音波検査装置

心臓、腹部(胆嚢・肝臓・腎臓・前立腺)、頭頚部、甲状腺などのエコーが行えます。
侵襲がなく、体の中の構造が分かります。専門臨床検査技師による迅速な診断が可能です。

レントゲン

胸部X線、腹部X線の検査を行い、心疾患、呼吸器疾患、消化器疾患の評価を行います。

心電図

ベッドに横たわった安静な状態で、胸や手足に複数の電極をつけ、不整脈、狭心症、心筋梗塞の有無を判定します。循環器専門施設であるため、心電図解析装置を2台有しており、ポータブル用も1台有しております。

運動負荷装置(エルゴメーター)

心臓疾患の早期診断や心機能の評価、治療の作用や予後の判定を目的として用いられます。

防水型24時間心電図記録(ホルター)

長時間の心電図が記録できる携帯用の機器で、通常は24時間連続して記録を行い、不整脈の診断をすることができます。循環器専門施設であるため、防水タイプのホルター機器を2台有しており、装着時に入浴することも可能です。

血圧脈波検査

日本人死因の約25%は脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化が原因です。当院ではVaSera VS-2000を導入しております。この検査により両上下肢の血圧測定・血管年齢測定、および血管の狭窄を数分以内で知ることができます。また、得られた結果は動脈硬化の程度を数値・グラフで表し、プリントしてお渡しできます。

呼吸機能検査

被験者の呼吸機能を検査する医療機器で、喘息や肺気腫など、肺の呼吸機能を損ねる疾病の検査に用いられます。